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先日お届けさせて頂きましたお客様宅の納品写真をご紹介させていただきます。
ホームページに掲載させて頂くことを快くお引き受け頂きましてありがとうございます。 ご厚意に感謝いたします。

今回O様のご自宅にお届けさせていただきましたのは、見ているだけで吸い込まれそうになる程美しい”赤いギャッベ”です。

 

実はベッドをお探しに、ショールームの方に行くつもりだったO様、

当店はフラッと見るだけ…といった感じだったのですが、この素敵なギャッベに出会い、心惹かれてご購入を決めていただきました。

元々は「ギャッベ」って聞いたことはあるけど、どんなものかは、そこまで深くはご存知ではなかったのですが、

色々とお話をさせて頂く中で、「ギャッベ」の世界観にご興味を持ってくださいました。

 

ギャッベは図面もなく織り子さんの感性で織られており、その想いが文様に込められていたりします。

O様にお選びいただきましたギャッベにもいくつか文様が描かれていました。

その文様にはそれぞれ意味合いがあり、例えば「生命の樹」と呼ばれる文様は”健康””長寿””子供の成長”、

「鹿」は”家庭円満”、「狼の足跡」は”魔除け””敵から身を守る”、「魚」は遊牧民が日頃目にしない生き物であることから、”理想や憧れ”という意味合いがあったり…などなど。

 

また色合いにも意味があり、雄大な大自然の中で生活をしている織子さんたちは、

日々目にしている風景をイメージして色合いとして表現したりしています。

特にO様のご購入された”ギャッベの赤”は「生命の色」とも言われ、織子さんの間では特に大切にされている色だと言われています。

ギャッベを織っているカシュガイ族が住んでいるのは、イラン南西部のザクロス山脈。

夕日が落ちる頃、このザクロス山脈は夕日に照らされて、真っ赤に燃えたぎったような、なんとも美しい色に染まります。カシュガイ族の人たちは、この夕日を見て、今日も無事1日が終わったことに感謝をし、ホッと一息つくといった話を聞いたことがあります。

O様も、納品前に「このギャッベを早く自宅に敷いてホッとしたいですね。」とおっしゃっていただいていました。

住む国も環境も違えど、このギャッベに心惹かれるのは、そういった織子さんの想いや願いといったものが、

絨毯に込められているからこそなんだと思います。

 

O様はこのギャッベを見て、「ぜひこのギャッベを織った織子さんがどんな方でどんな想いで折られたのか聞いて見たい!」とまでおっしゃってくださいました。

 

そのように「ギャッベ」は単なる「絨毯」という生活用品というだけでなく、

(もちろん機能面的にもギャッベは本当に快適で使いやすい絨毯なのですが…)

織子さんがどんな気持ちでこれを織ったのかな?などそのストーリーに想いを馳せたり、

家族の健康や長寿を願う、自分の想いを「ギャッベ」に重ねて見たり…

そういったところに、共感されたり、魅力を感じていただける方が多いのかなと個人的に感じています。

 

お子様も独立されて、今はご夫婦でお過ごしだというO様。

ギャッベの赤色に癒されてご夫婦でホッとこころ安らぐ、ゆったりとしたお時間をお過ごしいただけたらと思います。

O様、この度は誠にありがとうございました。

またお会いできることを、心より楽しみにしております。

ギャッベ共々、今後とも末永く宜しくお願い致します。