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話は、ひとりの優秀な木工職人と家具デザイナー岩倉榮利との出会いから始まります。

当時モノトーンでクールなモダンデザインを主とするデザイナーであった岩倉氏は、飛騨匠の家具の産地として名高い岐阜県高山市、この地で定年間近となる、一人の熟練の木工職人と出会いました。彼の持つ伝統と技術、そして岩倉氏の持つ新しい感性の融合から「高山ウッドワークス」は立ち上がりました。

1948年 福島生まれ。

1968年 郡山デザインセンターを経て、1970年I.C.S(インテリアデザイン科)卒業、同年(株)島崎信デザイン研究所に入所。

1975年 フリーランス・デザイナーとして独立。

1981年 岩倉榮利デザイナー・ショップ【ROCKSTONE】を渋谷パルコにオープン。

1985年 岩倉榮利造形開発研究所を設立し、【ROCKSTONE】ブランドを中心に、海外デザイナーや建築家シリーズなどプロデュース活動を進める。

1994年~1996年 飛騨高山・名古屋・東京にて「日本の木の椅子展」の企画プロデュース。その後、木工職人合同ブランド【TAKAYAMA WOOD WORKS】を発表。

様々なインテリア用品が溢れる現代。

使い続けるうちに飽きてしまうデザインや、壊れても修理ができない消耗品の家具とは違い、生活道具として使やすく、使い込むほどに愛着が湧いていく、そして親から子へと受け継いでいく中でも修理をすることでずっと長くお使い頂ける家具。それが高山ウッドワークスの家具です。高山ウッドワークスは多くの熟練の木工職人を抱え、最高品質の木材を適材適所に使い分け、長く愛され使い続けれる家具を作り続けています。

無垢材最高ランクのFASランクを採用し、節の少ない綺麗な木目だけを厳選しております。

手作り家具の至難の技がものを言う、木と木を釘の1本も使わずに「ちぎり」という技法で組み上げられていきます。

木を知り尽くした熟練者の目と勘が必要とされ、組みあがったものは家具としての美しさ、強さを感じさせられます。

仕上げは、ウォールナット、オーク材に適合するオスモカラーを使った天然素材のワックス仕上げが主となっています。これは木の中によく浸透して、しかも呼吸を妨げず、木の持つ風合いをいつまでも新鮮に保ち続けるからです。

日本の伝統的な手法に、素材を吟味して作る人の顔が見えるような言わば「手のぬくもりが」伝わってくるような逸品です。