木材はもともと水分を含んでいる物です。家具にするためにしっかりと時間を掛けて乾燥させた木材を、必要なサイズにカットします。

ただ決まった長さにカットしているだけではありません。この段階で木材の欠点を見抜き、適材適所を見分けカットすることを『木取り』といいます。

木材に×印が書いてあります。この部分は家具として使わない部分ですね。

こんな風に全ての木材が木取りされます。

ここで木取りされた木材がこのあと工場を廻り家具になります。

木材を見分けるたいへん厳しい目と、熟練の経験が必要な工程です。

テーブルの天板などに使われる、木取りした木材を並べて接着します。

ただ並べてくっつけるだけではありません。仕上がりの木目や色合いを調整して並べ替えたり、さらには木材1本1本の木材が含んでいる水分量を計り、比率の近いもの同士で接着します。

この手間をかけることで、乾燥させた時に出てしまうかもしれない木材の狂いを抑えているんです。

こんなに細い木材ももちろん含水率を測って接着されています。

こちらは木取りされた際の端材を用いて作られたバゲットライフというシリーズの家具です。(写真右)当店にもダイニングセットの展示がありますが、この段階のバゲットライフを見れたことに一同感動でした!

こうして接着された木材は、接着剤の水分によって木が膨らみ、狂いが出る可能性もあるので、しっかりと乾燥させた後、手作業で綺麗に磨き上げられます。

治具という名前のこちらの器具。

治具とは加工や組立ての際、部品や工具の作業位置を指示・誘導するために用いる器具の総称のことです。商品を作るのに必要な型紙のようなもので、クレセントチェア座の外周裁断用、座の加工穴用、アザミチェア肘掛け加工穴用……、といった具合にすべての商品に個々に治具が存在します。

決められた場所でこうして保管されています。

「この治具がなければ作れない、会社の財産です。」と語ってくださいました。

木のどこを使うか、目利きの技術が最も必要な工程のひとつです

座ぐり、曲げ木。職人の技により飛驒産業の座り心地は生まれます。

7塗り3磨き。塗装→磨きを繰り返すことで、美しい色、滑らかな手触りの家具になります。

数十年前のチェアでも、職人が一脚一脚修理します。