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こんにちは。毎日暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

本日は日進木工のフォルムスチェアについてお話したいと思います。

 

 

 

日進木工の家具に出会った時に、
「日進木工の家具は、大量生産をしていく中で省かれてしまう工程を省かず、丁寧に造り続けている」
そんな話を聞きました。

 

 
確かに細かいところを見ていくと、繊細な線を出すために、ひと手間加えて、なめらかに研磨をしていたり、複雑な箇所は機械化をせずに手加工の部分を残していたりと、随所にこんなところまで作りこんでいるのかと感心させられます。

 

今日ご紹介するこちらのチェアは、一見サラッと見過ごしてしまいそうな極めてシンプルで、ベーシック・デザインですが、このチェアこそ日進木工の家具らしさという、そんな魅力がいっぱいのチェアです。
そこには、日進木工が大切にする、シンプルで軽量、そして綺麗なラインを持った家具、というのが詰め込まれています。

 

 

 

まずは、このチェアの全体のォルムの美しさ際立てる、スラッと伸びた後ろ脚。
なんとこの、1本の木を曲げて作られているのです。
これは、飛騨の家具の伝統技術の一つ「曲木」という技法なのですが、
このような形の脚の多くは、2本の木をジョイントして作られることが多いところを、1本の木を曲げることで、継ぎ目のない美しさと、より丈夫な強度が出されています。

 

また、体をしっかりと受けとめてくれる大きく湾曲した背もたれは、薄くシャープなラインが出されており、背中から脚にかけての繊細な細い線は、このチェアの特徴的な造形となっています。
もちろん、これだけの細い作りでありながらも強度はしっかりと出されており、これは日進木工の持つ高い技術力によるものです。

 

 

そして、それとは対照的なのが大きな座面。
座面にはダイメトロールと言う素材が使われており、航空機のシートやレーシングカーのシートなど、強度が必要で、なおかつ軽さも求められる場所に使われることが多い特殊素材をが使われています。
それにより、ゆったりとした大きな座面をとりながらも、しっかりとした強度で、軽いということが実現されています。

もちろん椅子としての一番大切な機能としての座り心地も、適度なクッション性をもち、底付き感のない快適な座り心地となっています。

当店スタッフも大好きな人気のチェアとなっています。